見て歩き北九州発 音楽
ジャズシンガー コンサート2006.10
   日 時 : 2006年10月8日(日)17:30〜19:00
場 所 : 北九州市 九州厚生年金会館
(現:アルモニーサンク 北九州ソレイユホール)
説明の写真
音符の絵 ジャズシンガーであるこの人を知ったのは知人のCDか何かでした。顔も知らない頃です。 この時、日本人のジャズシンガーとしては、ジャズに合う本格的な声だったので驚いたものです。 今まではアメリカで活動されていたようです。 その後、テレビに出るようになり、大阪のおばちゃん風?だったので、ギャップに、又また驚かされました。

 ある日妻が、このコンサートを見たいと言い出しました。何故かと聞くと、テレビで宣伝していて興味をひいたからのようです。普段ジャズなんて聞かない妻でも興味をひいたようです。私はジャズは昔から好きだったので異存なしです。ちなみに戦後、ジャズ喫茶が流行りましたが、私はその後の世代です。早速、妻がチケットを購入しました。場所は都合良く北九州市でした。

 ■会場は

 九州厚生年金会館のホールは初めてです。席は後ろほど高く、ステージを見下ろす造りです。 客層は・・う〜ん、様々です。席は満席でした。その中で始まりました。幕が上がりながら、ピアノの音が聞こえ、弾き語りで歌が始まりました。音は前からのみ出ており、会場の音響設備からは出ていません。ステージからの音源で聴くのも良いものですが、意図的なものかどうかは不明です。
 席は後方だったので、顔の表情が分からず、双眼鏡を持ってくれば良かったと思いました。普段野鳥観察で良く使っているのに・・・ちょっと残念。

 以前、福岡ドームにコンサートを見に行った時、ステージまでが遠く、人が点にしか見えません。複数人がステージにいると歌手がどこにいるのかサッパリわかりません。しかし、ここはスクリーンがあるので、それで確認することが出来たので良かったです。ただ、双眼鏡もアリかなと思います。
 <参考:福岡ドームでのコンサート>
   ●美しいハーモニーフォーク・デュオ 来日コンサート
   ●ポップの女王 来日コンサート

 
 ■歌は

 歌は、とてもうまいですー、ピアノ、うまいですー。素晴らしい1曲目でした。 曲が終わるとトークです。トークは期待通りでした。大阪の人なので大阪の漫才を見るように楽しませてくれます。 ふと、この客層の中にはこのトークを聞きたくて来ている人がいるのではないかと思いました。次に2曲ほど歌とトークでしたが、ジャズとトークとのギャップで、ジャズ好きな私にとっては切り替えが大変でした。また良く聴いていたら、歌詞の中で「北九州」とか「小倉」とか言っているのです。場内、笑いも起こりました。う〜ん、マイッタ(>_<)

 コンサート活動はもう9年やっているそうですが、北九州は初めてのようです。良く来てくれました。観客の中には福岡市から来た人もいました。

 ビートルズの曲をジャズにアレンジして聴かせてくれましたが、なかなか良かったです。ジャズは即興アドリブに面白しろさがあるのを思い出しました。
 次はウッドベースとのジョイントです。さらにフラメンコ?ギターも入りました。このベースとギターのうまさには唸りました。ベースとギターだけでも歌いましたが、歌のうまさがひかります。踊りも良く、しかし踊りに笑いを入れるのはこの人らしい(^-^;

 他にはブルースやバラードも、全体を通して聞きやすい曲を選曲されたのではないかと思いました。最後は、アンコールで「売りの」テネシーワルツです。2度目のアンコールもちゃんと用意していました。あっという間のひとときでした。ジャズファンとしては複雑な思いも残りました。神経がトークにも傾くからです。私のジャズのイメージとは異なるのです。それでも十分楽しませてくれました。


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